発達障害の特徴と症状を理解し改善を考える

発達障害の特徴と症状を理解することで改善について考えられる情報を掲載していきます。

ADHDの診断は簡単ではない

ADHDであると診断するのは簡単ではありませんね。
いくつかの段階があります。
子供が成長していくにつれて他の子との違いを感じるようになることがありますね。
問題が生活態度に出て気になるようならドクターの診察を受けましょう。
診察では、子供の普段の様子やどのような問題行動があるのかどうか。
育児の中で困った経験があればどのようなものであるのか
等を、面談や問診表で調べていきます。
ADHDの症状は、子供によって大きな違いがありますね。
気になった部分はどんなに小さなことでもメモを取ることをオススメします。
ドクターにそのことを伝えるのが大切です。
また、ADHDは遺伝性があることが分かっています。
家族歴についてもドクターに知らせましょう。
家族からの情報を元にドクターは、診断をしていきます。
その際、使われるのがWHO(世界保健機関)による「ICD-10」というものです。
これは、アメリカ精神医学協会が定めた「DSM-IV」という診断基準になります。
この基準は、日本を始めとして世界中で使われる診断基準でありますね。
子供の症状からADHDのタイプを割り出して治療に役立てられています。
この基準からADHDの可能性が高いと判断されるとしたら、
さらに次の段階として身体検査や知能検査、
幼稚園や小学校など教師からの情報も調べます。

子供本人との面談も実施します。
最終的な診断は総合的な検査を行った後におこないます。
ADHDは判断し難い障害といわれています。
子供の性格や行動によっては検査を受けなければ
全く障害があることが分からないときももあります。

いくつかの診断法を経ることで,
今では確実に判断出来るようになっていますね。
ただし、はっきりするまで時間が掛かることもあるようです。

2013年10月03日(木)|ADHD

ADHDの原因は何??

研究が進められているにもかかわらず,
ADHDが起こる原因ははっきりしていないようです。
さまざまな要因があるのでしょうね。

脳の一部の機能に障害があることは分かっています。
障害の起こる脳の部位などは仮説段階に留まっています。
医師や研究者の意見も原因については分かれるようです。

今の時点では、ADHD発症に関わる脳の部位は
3ヶ所で異常があると考えられています。
ひとつは右前頭葉皮質。

ここは認知行動や人格の成り立ちに関係が深いところです。
社会的規範に則った行動が行えることにも関わる部位でありますね。
もしも何らかの理由でこの部位が破壊されたとします。

すると真面目で穏やかな性格であったのに、
飽きやすく怒りっぽい性格になったりするそうです。
また、ADHDでは大脳基底核の尾状核と
淡蒼球にも異常が見られます。

ADHDの原因として小脳虫部もされています。
これらの部位が縮小していると,不注意であったり、
多動になったりするようです。

脳は生命活動を司る重要な機関です。
また、記憶や感情にも深い関連があります。
学習するために大脳などは必要です。

また記憶するために複雑な働きを受け持っています。
ADHDでは学習障害などが起こるようです。
ADHDでは自制が利かない子供が目立ちますね。

じっとすることが出来ない。
しょっちゅう体を動かしてしまう、という行動がみられます。
それも脳の神経回路が未発達な状態であるということが分かっています。

さらに遺伝や環境、食事で起こるともいわれます。
関連性については,はっきりしていません。
詳しい原因解明が必要ですね。

 

 

2013年10月01日(火)|ADHD

アスペルガー症候群とは何?

アスペルガー症候群は、アスペルガー障害とも呼ばれることもあります。
自閉症の一種だととらえられています。

アスペルガー症候群は、軽度の自閉症、
知的障害がない自閉症などといわれることもありますね。
ただ、自閉症よりも困難の程度が軽いということでもありません。

日本では最近になってようやくアスペルガー症候群は、
知られてきた病気なのですね。
ですから、周囲の理解を得ることがなかなか難しい面もあるようです。

両親はもちろんのこと、本人でさえ、
自分がアスペルガー症候群だと気付いていない人も多くいます。

100人から200人に1人の割合でアスペルガー症候群は、
発症する発達障害のようです。
男性の割合が多いようです。

生涯治ることは、ないようですね。
アスペルガー症候群は、個人差がとても大きいです。
人によって現れる症状やその程度が違ってきます。

外見からではアスペルガー症候群という障害を持っているかどうかは、
わかりにくいですね。
コミュニケーション能力が不足していたり、
人の気持ちがわからないというところがみられます。

それが一般的なイメージですが、普通に話ができたり、
人並み以上に学校の成績がいい人もいます。
ケースバイケースによって違います。

漢字が書けないなど学習障害があることもありますね。
大抵の場合は、人より苦手なことがある面、
人よりも何かが際立って得意だったりするところもあります。

アスペルガー症候群の特有の症状をみて、周囲は、その態度や反応が、
だらしない、反抗的などと誤解されてしまうことがおおいようですね。
そのことで学校に適応しづらい子も多くいます。

あるいは、そういう子は、いじめの対象になってしまうこともよくあるようです。
アスペルガー症候群では、味覚や嗅覚が鋭敏であったり、
運動が苦手だったり、音や光に敏感に反応をしたりすることが多いようですね。

これからは、アスペルガー症候群についての症状の特徴については、
周りの大人も児童生徒も理解していかなくてはなりません。
共に仲良く生活していくためにも大事なことだと思いますね。

 

 

2013年09月30日(月)|アスペルガー症候群

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