自閉症とは、どのように説明したら良いのでしょうか。
身体が受けた感覚が上手に伝達されず、
社会性や他者とのコミュニケーション能力に困難が
生じる発達障害の一種をいいます。
原因は生まれつきの脳障害ですね。
脳機能上の異常から認知障害の発症へといたる具体的な
メカニズムについては未解明の部分が多いようです。
現在のところ治療法は見つかっていないようです。
つまり、悲しいことですが、自閉症に生まれてきた人は、
一生自閉症のままということになります。
一般的に自閉症は、3歳くらいまでに症状があらわれるようですね。
3つの自閉症の症状が主な特徴としてあります。
○対人関係など、社会性の発達の障害
○コミュニケーション障害
○想像力の障害と、それに基づく行動の障害
他にも、出来ることと出来ないことの差が激しかったりします。
奇声、睡眠障害、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、
触覚の反応が独特なことなどもあります。
症状や性格は人それぞれになります。
そのため、自閉症の人を見分けるのが非常に難しいこともあります。
自閉症かどうかのチェック法はいろいろあります。
病院では、アメリカ精神医学会診断統計マニュアル第4版(DSM-Ⅳ)が
用いられています。
DSM-Ⅳによる自閉症のチェック項目
○限定され、いつも同じような形で繰り返される行動・興味・活動
○意思伝達の質的な障害
○コミュニケーションにおける質的な障害
上記の項目には各4つずつのチェック項目があります。
計12の項目に関してチェックし、
合計で6つ以上当てはまれば自閉症と診断されるようです。
周囲の理解と支援が必要な障害が自閉症です。
もし、自分の子供が自閉症と診断された場合は、専門医と相談していきましょう。
アドバイスを受けながら、上手に関わっていくようにしましょう。