発達障害の原因としては,遺伝的な要素のほかに環境的な要素がある?
発達障害の原因は、何でしょうか。
残念ながらこれだという特定されたものがないようです。
親御さんが心配されている自分の乳幼児期の育て方やしつけが
発達障害の原因になることはないということです。
ある発表があります。
それによると発達障害の一種である自閉症の兄弟間での
発病率が2%だといいます。
さらに、一卵性の双子の場合、片方が自閉症でもう一人も自閉症である確率が
60~90%という非常に高い割合であるといいます。
この発表からも分かるように、
発達障害は,遺伝的な要素が高いのではないかと考えられています。
発達障害の原因としては,遺伝的な要素のほかに環境的な要素が
あるのではないかと考えられています。
昔の食生活と現代の食生活を比べてみると、
著しく環境が変化していますね。
食生活もかなり変化しています。
現段階では、あくまでも推測にすぎませんが、
有害物質が発達障害を引き起こす原因になっているという説もあるようです。
食生活の中で有害物質を知らないうちに摂取する機会が多くなっているからでしょうか。
水銀、アルミニウム、ベリリウム、ヒ素、カドミウムなどが有害物質としてあげられています。
これらの有害物質は、知らないうちに体内に蓄積されていきます。
そして脳の情報伝達や脳神経の生成などに障害をもたらしているということなんです。
それが原因で、発達障害が発症するという説なんですね。
現代では,誰でも有害物質を体内に蓄積しています。
全く有害物質を体内に入れないことは不可能な状態です。
でも、現代社会に生きている子供達の中には、この有害物質をある一定量以上蓄積してしまうと、体外に排出できない子供もいるようです。
そして、それが発達障害を増加させている原因だと考えられています。
この説が正しいのかどうか,今後の研究に期待したいと思います。