ADHDであると診断するのは簡単ではありませんね。
いくつかの段階があります。
子供が成長していくにつれて他の子との違いを感じるようになることがありますね。
問題が生活態度に出て気になるようならドクターの診察を受けましょう。
診察では、子供の普段の様子やどのような問題行動があるのかどうか。
育児の中で困った経験があればどのようなものであるのか
等を、面談や問診表で調べていきます。
ADHDの症状は、子供によって大きな違いがありますね。
気になった部分はどんなに小さなことでもメモを取ることをオススメします。
ドクターにそのことを伝えるのが大切です。
また、ADHDは遺伝性があることが分かっています。
家族歴についてもドクターに知らせましょう。
家族からの情報を元にドクターは、診断をしていきます。
その際、使われるのがWHO(世界保健機関)による「ICD-10」というものです。
これは、アメリカ精神医学協会が定めた「DSM-IV」という診断基準になります。
この基準は、日本を始めとして世界中で使われる診断基準でありますね。
子供の症状からADHDのタイプを割り出して治療に役立てられています。
この基準からADHDの可能性が高いと判断されるとしたら、
さらに次の段階として身体検査や知能検査、
幼稚園や小学校など教師からの情報も調べます。

子供本人との面談も実施します。
最終的な診断は総合的な検査を行った後におこないます。
ADHDは判断し難い障害といわれています。
子供の性格や行動によっては検査を受けなければ
全く障害があることが分からないときももあります。

いくつかの診断法を経ることで,
今では確実に判断出来るようになっていますね。
ただし、はっきりするまで時間が掛かることもあるようです。